- 2008.04.03 Thursday
- 11:29
この映画、アルゼンチンを旅している時、ブエノスアイレスで公開していて、帰国したら是非とも見たいと思っていた映画。
菊池凛子がアカデミー主演女優賞にノミネートされたのも記憶に新しい。
役柄なのか、存在感が強烈。
言葉が通じない。心も通じない。想いはどこにも届かない。 私たちは争いが絶えない世界の住人である前に、同じ星に生きる命のひとつではなかったのか? 今、モロッコで放たれた一発の銃弾が、アメリカ、メキシコ、そして日本の孤独な魂をつなぎあわせ、息をのむラストへと加速する。 LISTEN──聴いてほしい。初めて世界に響く愛の声を。
ひと言で言うと「よく出来てる映画やなあ」っと思った。
しかも映像美が素晴らしい。
モロッコの風景、人々の表情、メキシコの砂漠、東京のネオン。
特にメキシコは見ていて旅の記憶を蘇らせるし、まさにいま住んでいる東京もこんな混沌とした感じだ。
モロッコは行ったことないけど、ああいう感じなんだろう。
映画でよく日本の描写が変なものがあるが、今回はうまく表現されている。
一つの遊びの銃弾がアメリカ人の観光客に当たったためにテロだと世界中に報道される。
最後のモロッコ人の子供のなんとも切ない表情。
菊池凛子が演じた高校生は実際いないだろう。とは思いたい。
なにかしらの障害を持つ人の孤独というのは私達には計り知れないものだ。
あるネットのコメントでは「日本をバカにしている」とか、「ブラッド・ピット演じるアメリカ人は勝手すぎる」とか、「何を言いたいのかわからない」とか書いていたが、そうは思わなかった。
あいまいさ、こういう理不尽なことは世界中で実際にあるんじゃないか?
っと、思う。
エンディングで流れる坂本龍一の曲がなんとも切なさを倍増させる。
久々に考えさせられる映画だった
『バベル』公式HP
http://babel.gyao.jp/
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