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    コロンビアで涙…。

    • 2007.08.07 Tuesday
    • 02:11

    ボゴタ。


    ただいま、コロンビアのボゴタ。
    キトより、無事に国境を越え、カリ、ボゴタとやって参りました。

    カリでの夜は楽しいと聞いていたので意をけして夜の街へ3人でくり出して来ました。
    サルサバーへ。
    とても雰囲気がよいバーです。
    メキシコを前にテキーララブなんぞ飲んでしまいました。(ウマイ!)
    そこでコロンビア人にサルサを一緒に踊らないかと誘われました。(照)

    サルサなんて、踊れません。
    今までの誘われても踊りませんでした。自分踊れないことがわかるんです。
    なのに酔いにかまけて、つい踊ってしまいました。てれちゃう

    これが、面白かったー!
    っといより私の場合、サルサではなくもはやプレスリーの踊り。
    それでもいいんです。楽しかったです。

    テーブルに帰ってくると、頼んでもないのにビールが2本。
    聞くと向こうに座っていたコロンビア人からとのこと。
    お礼しに行くと、一緒に飲むことになりました。

    彼らはジョナサン、パブロ、リリーの三人組。
    リリーは英語が堪能なのでコミュニケーションがとれる。
    そしてジョナサン、大の日本好き。
    なんとなくウィル・スミスに似ていて(私だけ?)笑顔が堪えない人。
    奥さんも日本通。ですがその奥さんは去年亡くなってしまったのこと。
    家には刀、浴衣、箸セット他などがあるらしく、日本人である私たちを見て嬉しくなったそう。
    一通り、話をした後、明日、彼らの自宅にランチに行くことになった。


    ジョナサン左から3番目。そしてパブロ、リリー。

    さて、翌日。
    どうしようか。。。
    ここはコロンビア
    日本が好き、日本のことが知りたいと言って相手を油断させて金品を奪うというのはよく聞く話。
    昨夜はお酒も全て奢ってもらっているし、悪い人たちではなさそうだし。
    とりあえず、金目も物は持たずに行くことにした。

    午後2時、飲み物をお土産に彼らの自宅へ向かう。
    ランチを用意して彼らは待っていてくれた。
    ランチを食べながらジョナサンの奥さんの写真などを見る。
    奥さん美人だ。日本に行った時の写真などを見せてくれた。
    他にも日本グッズをいろいろ見せてくれる。
    刀はさすがに偽ものだったが、かなりの代物。
    「どこで買ったの?」
    っと聞くと
    「香港」
    っという予想外の珍回答。
    「……………。」
    もはや、彼らにとって香港は日本なのか。

    「好きな日本の映画は?」
    っと聞くと
    「ジャッキー・チェンの映画」

    許すことにしましょう。



    写真といい、日本グッズといい、嘘ではないようだ。

    浴衣を見せてもらったとき試着してみてといわれ、してみたら自分にぴったりだった。
    するとジョナサン、
    これは奥さんが着ていたものとのこと。
    用は形見だ。
    するとジョナサン、
    「これを貴女にプレゼントする」
    っと浴衣を私に手渡したじゃないですか。。。
    冗談と思った私。
    「いや、これは奥さんの形見であなたにとって重要なものだからもらえない!」
    っと言うと、
    リリーが通訳で
    「あなた達に会えたことがものすごく嬉しいからあなたにあげたいのよ。
    その代わり私たちのことを忘れないでほしいって言ってる」
    っと言った。

    「そんな!!」

    私は彼らを疑ってまでいたのに、こんなに私たちに会えたことを喜んでくれて、
    それに奥さんの思い出まで。。。
    こんな私に、私なんかに…。
    おもわず、涙が出てしまった。

    泣いてしまった私を見て
    「ノー!ノー!」
    ジョナサン焦ってなだめる。
    その顔には少し、目が潤んでみえたような気がした。

    その後はサルサを聞きながらいろいろな話をした。
    そして彼らの名前を日本語で書いてあげたり、
    メッセージを書いたり、
    スペイン語が話せるAツシ君がいて助かった。
    やっぱりコミュニケーションがとれないともどかしい。。。

    サルサの曲をコピーしてくれたり、ランチもおいしかったし(ジョナサンが作った!)
    もう、至れり尽くせりだった。
    ジョナサン、これから仕事らしく、一足先に部屋を出て行った。
    「メール待ってるよ」

    しばらしして私達も、おいとますることにした。
    リリーとパブロ、バスターミナルまで送ってくれる。

    リリーは私に言った。
    「ジョナサンの奥さんが死んでちょうど一年…。昨夜、ジョナサン、バーで泣いていたの。でも日本人のあなた達がサルサで楽しそうに踊っているのを見て、嬉しかったのね。」

    リリーはジョナサンが言わないことを私たちに教えてくれた。
    彼女も彼を心配しているのがわかる。
    日本が好きな彼が、私たち日本人に会えたことを心底嬉しそうにしているのがわかる。
    通じて奥さんを思い出しているのがわかる。


    彼らは姉弟。


    人は人を簡単にはわからない。
    楽しそうにしているけど、本当は寂しい裏返しかもしれない。
    日本の裏側でそんなことを思ったりした。

    今度、浴衣姿の写真をジョナサンに送ろう思う。

    チケット料金がわかり次第、ボゴタからパナマに飛ぶ予定。
    最後の南米。。。
    最後に彼らに会えてよかった。

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